ケースを手に入れ、入力基板の準備をして、次に考えることは、SPD-IF入力(秋月電子 AE-DIR8416)基板 と COMBO384互換基板への電源供給だ。
私がヤフオクで購入したCOMBO384互換基板には下図に示すように、PCのUSBから供給される電源をカットして、クリーンな電源を供給する端子の準備(下図の赤い矢印)がある。 これを期待して、この基板を選んだとも言える。
以上の電源供給を当初は Blue Snow DAC の本体から行うつもりだったが、基板制作者の情報(掲示板の[2420]以降)によると、どうも無理らしいので、独立した電源を作成することにした。 Blue Snow DACと同じタイプで電流容量が少ない【70030K】7VA を両波整流で用い、Blue Snow DAC と同じのコンデンサ等で構成した。 もちろんPMLCAP も使ったよ。
ここまできたところで、AMAZONで頼んだ別のCOMBO384基板が届いた。 中国からの国際郵便での到着で、包装はとても雑だ。 壊れていたら、返品する目的で動作確認の意味で音を聞いた。 たまげた。 おどろいた。 なんと、こちらのほうが圧倒的に音がいいのだ。 音数が増えて、楽器が生々しくニュアンスがわかりやすい。 この基板の場合は電源供給を別にする仕掛けはないので、USBケーブルを改造して、PCからの 5V 電源を乗っ取るように細工した。 下図で上の方に見えている赤と青の線だ。 USBケーブルの一部が黒いビニールケーブルで止められているところに、電源ラインが入り込んで、COMBO384互換基板に電源を供給している。
先に本DACにおけるオペアンプの音質評価をのせたが、COMBO384互換基板を変えたら、評価が一変してしまった。 MUSES01が音数が多く、しかも、エレガントでしなやかだ。 楽器の表情やきらめきもすばらしかった。 COMBO384互換基板の交換前には、OPA2134 が最も良いと感じたので、同社の上位互換である OPA627 や OPA827 も手配していたのが届いたので、再度聞き比べたが、OPA627 は良質な3極管シングルに通じる良さがある。 音楽の芯をうまく伝えるような良さがある。 OPA827 は OPA627 の良さを残しつつ現代風にした感じだ。 COMBO384 互換基板の交換前には、OPA827 あるいは OPA2134 にするかで迷っていたが、交換後は MUSES01 一択といえる結果となった。
あとはケース加工をして組み込めば完成だ・・・・ ばんざ~い。