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ようこそ、Denon HEOS Link (HS2)

最近、一番利用している音楽ソースは、Amazon Music Unlimited である。 何より手軽である。 まるで、LPレコードから、CD に移行したときと同じだ。

ところが、Amazon Music Unlimited を聴くには、ちょっとした儀式がいる。 Windows PC からだと、排他モードで聴くことと、曲にあわせてサンプルレートとビット数を変更する必要がある。 さもないと、ビットパーフェクトでは聴けない。 ちょっと面倒な儀式だ。 

もうひとつ問題があって、ノートPC の更新が必要なことだ。 ThinkPAD X201 と X260 に Tiny11 をインストールしてなんとか使用しているが、いずれは新調する必要がある。ノートPCの更新を考えていたが、ふと、Denon HEOS Link のことを思い出した。 きっかけは、AV Watch の「デノン&マランツ「HEOSアプリ」がUI刷新。音楽再生・検索がより便利に」という記事だ。 単身赴任先で Denon の AVアンプを使用していたが、HEOS 対応機種でなかったので、HEOS Link の購入を一時考えていたのだ。

HEOS を使えば、ビットパーフェクトで Amazon Music Unlimited を聴取できる。 現在では、このような機械として、Blusound NodeWiiM Pro & Pro Plus などもある。SILENTANGEL M1T のように聴けなくなった商品もあることから、やはり大手が安全と考えて、まずHEOS Link を手に入れることにした。 ところが、日本では既に販売終了の状態。 中古がでてくるのをずっと待った。

ヤフオクで2万円強で手には入った。 筐体はおよそ 15cm角で高さはその半分。 重さは 1.3kg だが、持つとずっしり重い。 取扱説明書通りにセットアップしていき、DNLA 経由での再生ができたが、なぜか肝心の Amazon Music Unlimited の登録メールアドレスとパスワードをいれても、Amazon Music Unlimited の契約がなされていないというメッセージが英語で出てくる。 数時間迷ったあげく、同じメールアドレスで、amazon.com にもアクセスできるようにしていることに気がついた。 amazon.com の登録メールアドレスを変更して、再セットアップしたところ、無事に使えるようになりましたとさ。

背面の様子
無事に bit perfect で再生可能に。 Blue Snow DAC と HPA-1000 といっしょに。

上の写真は自宅であるが、単身赴任先でも利用している。 こちらでは、アナログ出力を ClassAAヘッドホンアンプ で利用しているが、アナログ出力の品質もなかなかよい。 欠点をいえば、反応がやや鈍いことであろうか。

Thinkpad X201 / X260 — Tiny11 インストールしてみた

Thinkpad X260 の Windows11 インストールThinkpad X201 の Windows11 インストール では、デバイスマネージャですべての項目に適切なドライバがあたって、気をよくしていた。

しかしながら、Amazon Music Unlimited を聞いていると、時々音が途切れたり、Blue Snow DAC の認識が怪しくなったりする。 特に、UltraHD の曲を聴いていると、よく音が途切れる。 ドライバを排他モードにしたり、Wi-Fi を使わずに有線イーサネットを用いると少しマシになる。 ドライバの問題かと思ったりして、いろいろ調べていたら、CPU 使用率が 100% になって音が途切れることが分かった。 13年前のPCである X201 はいざ知らず、Skylake 世代 Core i7 の X260 でも音が途切れる状況は同じだ。 Windows Update が裏で動き始めると、全く動作しなくなってしまう。

リビングで使用している Thinkpad X260 を買い替えることを考えたが、どの程度のマシンを買えばよいのかよくわからない。 Windows11 は、インテル第8世代以降の CPU のみの対応だが、Kaby Lake-R 世代では、Skylake 世代と CPU 性能はあまり変わらない。 PCにあまりお金をかけたくないので、最低限、音が途切れたりせずに動作させるために、どの程度のPC が必要なのかがよくわからない。 最近だと、Alder Lake世代の Intel Processor N100 が、Kaby Lake-R 世代より高性能だというベンチマーク結果をみて、その上の Core i3- N305 あたりが狙い目かと思っていた。

どうしようかと思っていたら、ブラウザの広告で、Thinkpad L13 Gen3 (Core i5-1235U、RAM 16MB / SSD256GB) がアウトレットで7万円弱と知り、すぐに飛びついた。 OSが Windows 10 Pro だったので、Windows 11 の入れ直しに数時間かかったが、快適に使えるようになった。

だましだまし使っていた Thinkpad X260 / X201 だが、軽量化された Windows 11 という Tiny 11 をインストールしてみることにした。 インストールは簡単だ。 日本語化するために、言語パックをあとでインストールする必要がある程度だ。 ドライバ関係は、以前の記事と同じでよかった。 2GBメモリでも動作可能な軽量化したWindows 11「tiny11」を試してみた の記事通りで、動作しているプロセスが少ないため、軽快に動作する。 X260 のほうでは、Amazon Music で、UltraHD の曲を聴いていても、CPU使用率は 50% を切るようになり、音切れの心配がなくなった。 Windows Update が裏で動いても音切れは起こらなかった。 X201 のほうでも、音切れはなくなったが、さすがに Windows Update が裏で動くと駄目なようだ。

まだ、長い時間使っていないので確実性は不十分だが、Tiny 11 は、古いマシンをよみがえらせる手段として適切だ。 注意点としては、Windows 7/8/8.1/10 Pro のプロダクトキーが必要であることぐらいか。 単身赴任先には、Atom のミニノートがあるので、Tiny 10 をインストールしてみようと思っている。

Thinkpad X201 — Windows11 インストール覚書

Thinkpad X260 の Windows11 インストールに気をよくして、Thinkpad X201 にもインストールしてみた。。

Rufus の設定では、GPT ではなく、MBR を選択する。 あとはすべて同じ。

指紋認証は、X260 のときのように、Lenovo のサイトから探し出したが、Windows 生体認証フレームワークがインストールされていないというエラーでインストールできない。 さらに検索してみたところ、海外サイトで、X230 の Fingerprint softwaire を、WebArchive から拾ってきて動作させたという報告があり、試してみた。 ThinkVantage Fingerprint Softwaire for Windows 8.1 で、X201も対象機種に入っている。 インストールすると再起動がかかり、その後自動的に、Windows Framework がインストールされると、指紋認識が可能になった。

デバイスマネージャで残るは、PCIシリアルポート と PCIシンプル通信コントローラがインストールされていなかったが、こちらは、Intel Active Management Technology にドライバがあるとの情報があり、Lenovo から Windows7用のドライバをインストールすると途中終了するものの、ビックリマークは消えた。

最後の不明なデバイスは、Microsoft ACPI 対応電源メーターデバイスだという。 X260と同様にして、「製造元:Microsoft」-「モデル:Microsoft ACPI 対応電源メーターデバイス」を選択すると、ドライバ更新警告がでるが「はい」を選択すると、ドライバが正常に組み込まれた。

これで、デバイスマネージャは完璧になった。 ありがたい。 X201 は Windows10 でさえ、ぎりぎりのマシンだが、まだ少しは使えそうだ。 Windows11になれるために使っていきたい。

Thinkpad X260 — Windows11 インストール覚書

ThinkPad X260 は、CPU要件以外は Windows11 インストール要件を満たしている。 サポート外だが、インストールしてみた。 当然、そのままではインストールできないし、ドライバなどもサポート外だ。 

私の場合は、もうひとつ難関がある。 Microsoft アカウントを使用していないのだ。 以前に使用して、勝手に同期されて困った経験からだ。

まず、USBメモリをインストールyメディアにするが、ISOをダウンロードすることが必要。 メモリ作成ツールではインストールできなかった。 実はこれが幸運を呼んだ。 Rufus で ISO 書き込みをすると、CPUなどの要件を無視や、ローカルアカウントで導入する手はずを整えてくれた。 インストールは順調に進んで、再起動がかかるが、この時にUSBメモリを外してはならない。 外すとインストールが進まなくなる。

無事にインストールが終了したところで、デバイスマネージャをみると、たくさんのビックリマークがある。 Lenovo System Update を導入してドライバを入れてみようとしたが、何もしてくれなかった。

まず最初に行ったのは、インテルチップセットの導入のために、Intel Driver & Support Assistant をインストールして、チップセット導入を試みたがだめ。 Intel Driver & Support Assistant は、グラフィックドライバ、WiFiドライバ、Bluetooth ドライバの更新に役立った。

チップセットドライバがないので、PCIデータ取得およびシグナル処理コントローラがをはじめ、たくさんのビックリマークが。 結局、チップセット導入は、Lenovo の X260 のページから、Windows10 用のツールをいれることで解決した。

指紋認証は、Windows 10用のドライバは不可。 Synaptic WMF DDK 5011 という名称であることがわかったので、synaptics fingerprint windows11 で検索したら、Lenovo のドライバが一番最初にヒットした。 ここから手に入れた n32gf17w.exe がまさに求めていたもので、指紋認証が使えるようになった。

まだ、PCI デバイスにビックリマークがあったので、使えないものを探したら、カードリーダが使えない。 これは、Lenovo の Windows 10用の Realtec MultiCard が使えた。

最後に残った不明なデバイスは、プロパティから Microsoft ACPI-Compliant System だという。  これは、Intel Smart Connect Technology Device で現在は使われていないという。 気持ち悪いので、対応方法を探したところ、ヒットしたのは、Microsoft ACPI 対応電源メーターデバイスのドライバをあてるという。 

不明なデバイスから、「ドライバーの更新」を選択し、「コンピューターを参照してドライバーを検索」の中から、「コンピューター上の利用可能なドライバーの一覧から選択します」を選択して、しばらく待つと、「このハードウェアのためにインストールするデバイスドライバーを選択してください」の画面となる。 ここで。「製造元:Microsoft」-「モデル:Microsoft ACPI 対応電源メーターデバイス」を選択すると、ドライバ更新警告がでるが「はい」を選択すると、ドライバが正常に組み込まれる。

かくして、デバイスマネージャ上の不明なデバイスなどはすべてなくなり、とりあえず安心できる。

X260 は本体にイーサネットがある。 音楽再生上、無線LANを使うと音質上よくないことが多いので、ここしばらくは、Amazon Music HD などの再生で活躍してもらうつもりだ。

PT3 新規導入覚え書き

デスクトップPCの使用頻度が減って、長らくそのままにしておいたが、アンプ作成などの趣味が再開して、再度利用するようになっていた。 おかげで、Core i7 2600 で過ごしていたが、さすがに古すぎるようだ。 ZOOM で背景フィルターを使えないので新調することにした。

  • CPU: Intel Core i7 11700
    本当は、Core i5 11500 のつもりだったが在庫なし
  • Mother: Asus TUF GAMING H570PRO
    USB 3.2 Gen2 2X2 が使えるので
  • RAM: CFD W4U3200CM-8GR (DDR4 PC4-25600 8GB 2枚組)
  • SSD: CFD PG4VNZ CSSD-M2M1TPG4VNZ
    PCI Express 4.0 が使えて最速!

後は旧機から転用。 ケースは相当古い。 品番わからず。 電源は Enermax の Platimax シリーズ。

順調にくみ上げたが、PT3 がうまく動作せず、1日はまった。 旧機から TVTest などをコピーしたから、そのまま動くはずだったのに。 以下はその覚え書き。


「BonDriverの初期化ができません」のエラーで、TVTest  が止まる。 デバイスマネージャーでは、問題なく認識されているのに。 デバイスドライバの削除・再インストールや、PCI-E スロットの位置を変えてもダメ。

PT3 を差し替えて壊したのかもと思い、旧マザーにつけると何ら問題なく動作するので、問題はソフトウェア的な部分に限られる。 TVTest などのソフトウェアは当然白で、デバイスマネージャー上の認識は新旧共に同じなので、BIOS にあたりをつけた。

Advanced メニューの PCI Subsystem Setting に、Above 4 GB Decoding というのをみつけた。 TVtest にせよ、 Bondriver にせよ 32bit アプリケーションなので、PT3 のファームウェアとやりとりできないのだろうと考えた。 Disabled  に設定した。 これがビンゴで「BonDriverの初期化ができません」 のエラーは消えた。

ところが、音が少し出て、すぐに TVTest がフリーズしてしまう。Windows のイベントビューアーによると、INTEL のグラフィックドライバがエラーを出している。 マイクロソフト 基本ディスプレイアダプターに変えてもダメ、INTEL のドライバをか得てもダメ。 「アプリケーションのグラフィックスハードウェアへのアクセスはブロックされました」のエラーが出るようになった。

ここで気がついたのは、MPEG2 デコーダーが旧機と違うからかもと気がついた。 https://bepokuma.com/windows-10-tvtest-microsoft-dtv-dvd-video-decoder/ が無難かと思っていたが、ググってみると、TVTest の作者が作成している、TVTestVideoDecoder.ax を見つけ。 あるウェブページでは TVTest と同じフォルダにいれるだけでよいとあったが、動作しなかった。 説明書きによると、

regsvr32 TVTestVideoDecoder.ax

を管理者権限で実行する必要があるとのこと。 これでぱっちり動作するようになった。 めでたし、めでたし。

歪み率測定・・・WaveSpectra 覚え書き

歪み率測定は、WaveGene / WaveSpectra を利用している。 高機能なフリーソフトに感謝している。 高機能な分だけ、使いこなしが大切。

サウンドカードは、ESI Juli@Xte である。24-bit 192Khz ADC (114dB) / DAC (112dB) で、Balance / Unbalance 両方の I/O が使える。 音質的にもかなり良い。 ディスコンになってしまったのが残念でならない。

さて、本題の WaveGene / WaveSpectra 覚え書き。 説明書き を忠実に守ることから。

  • WaveGene / WaveSpectra を同じサウンドカードで動作させる
    ESI Juli@Xte の場合、WaveGene を Wasapi 、WaveSpectra を ASIO に設定する必要がある。 さもないと動作しない。
  • ESI JUli@Xte の ASIO入出力は 1+2 を指定する(3+4 はデジタル出力)
  • 窓関数は「なし(矩形)」
    FFTに最適化 をすれば、窓関数「なし(矩形)」がノイズ成分による誤差が少ない。
  • WaveGene の周波数は、必ずFFTに最適化を選ぶ
  • WaveGene / WaveSpectra ともに、サンプル数を指定する。
    100 Hz  – – –  16784
    1 kHz – – – – – 4096
    10 kHz – – – – 2048  or 4096
  • WaveGene / WaveSpectra ともに、-3dB 程度までで利用する
    Juli@Xte の入力は、2V 程度で飽和するので、アッテネータを利用しないと正しく測定できない。
  • 以上の注意書きを守った場合、ループバックによる測定限界は、100Hz で 0.0023%、1kHz で 0.0030%、10kHz で 0.0031%である。 アマチュア測定用としては十分すぎる。