12HG7/12GN7A はモノになるか? 測定編

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最終回路図は上記の通り。 電源部は設計編通りだ。 残留雑音は、左右とも 0.016mV(Weighted A)と低い。 雑音比済み率特性はよい意味で信じられない。 どの周波数でも、実用出力である 0.1W で 0.01% を優に下回っている。 LPF 80kHz のためと思われるが、20kHz では、0.001% より低く、VP-7723A の限界に迫る勢いだ。 本アンプは、Cas-Comp 単段であることから、このような著しい低歪みになったのだと思われる。 最大出力はおおむね 4W弱で、トランスでの損失を考えると、ほぼ予定通りである。

VP-7723A(LPF 80kHz)
VP-7723A(LPF 80kHz)

さて、気になる出力インピータンスだが、左右とも 200kHz 以下ではぴったり同じで、10~10kHz で、0.98Ωで一定であった(下図)。 すなわち、ダンピングファクタで 4 はとれている。 問題ないといえよう。

to be continued…

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