12HG7/12GN7A はモノになるか? やらかし&解決編

ここまできたら、しめたもの。 さっそく、試みに NFB をかけてみた。 一瞬にして LM317とその抵抗 から発煙。 調べてみると LME49720 が壊れ、オペアンプの電源部の TTC/TTA04B がとんでフィルタ効果がなくなっていた。 単段差動なので、反転アンプになっていることを理解していなかったために正帰還となってしまっていたのだ。

半導体類を全て交換して、出力トランス二次側のプラス/マイナスを交換し、再度チャレンジしたが、またも同じ失敗をやらかした。 孫が遊びに来ていて、相手をしないといけないと思って、完全に気が散っていたらしい。

日を改めて再チャレンジすることとし、オペアンプの電源部を実験用電源 GwINSTEK GPS2303 から供給して、供給電流を 0.1A にセットして、やりなおし確認したのが次の通り。

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90Hz で 2dB の上昇が見られる。 Gain 0dB までの位相回転は、最大で -150° で余裕は少ないが、まずまず。 微分補正のみでなんとかなりそうな雰囲気になってきた。

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上図以外に 47pF も試したが、位相特性がのたうちまくる上に、-3dB となる周波数が 50kHz 程度となっていた。 あまりにひどいので、保存するのを忘れてしまったようだ。 C=33pF にて、-3dB となる周波数は 4~130kHz で、良好な結果と考えた。 NFB は 14dB かかっている。 これで雑音歪み率特性やダンピングファクタが良好なら万々歳だ。

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to be continued…

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