フルバランス・フルディスクリートアンプへの長い道のり・・・PRT-01の修理

壊してしまった PRT-01 。 故障半導体は、PanasonicのAPV1121S だ。 ところが、DIGIKEYでも欠品中。 どうしようかと思っていたところ、たかじんさんから、同等品のAPV2121Sを教えていただき、付け替えて修理完了と思っていたところ、付け替えても動作しなくなってしまった。

APV2121Sではだめなのか? それとも・・・・

たかじんさんから、次のアドバイスをいただいた。

APV2121SもAPV1121Sも感度が違うだけで、基本的には一緒です。APV2121Sの方が感度が低い型式になります。おそらく選別して型式を分けているだけです。

LEDが付かなくなってしまったのは、別のところに要因があると思われます。以下のポイントの電圧を確認してみててください。

  1. LEDをON/OFFしているQ9のベース電圧を確認(R9-R10が繋がっているノード) LEDのタイミングで電源電圧から0.6Vほど下がるのが正常です。
  2. まったく変化ない場合、アンプの出力のオフセット電圧を確認。電源ONから1秒後くらいには0.5V以下に下がっていると思います。
  3. アンプのオフセット電圧に異常がなく、Q9がONにならない場合は、Q1~Q4、Q5~Q8のあたりの動作がおかしいです。

(クリックで拡大)

盲目的にQ1~Q4を交換してなおらず、これはまずいと考えて電圧をあたったところ、D1(定電圧ダイオード)がショートモードで壊れていた。 2021年の年末はマルツが30日からお休みだったため、年明けに速攻で交換したが、これまたなおらず。

困ってしまい、トランジスタのBE電圧が0.6V 程度になるはずということでチェックをしていったところ、Q6が壊れていることが判明して、これを交換して動作するようになった。

めでたし、めでたし。 これで、片チャンネル分完成のはずだったが・・・。

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