フルバランス・フルディスクリートアンプへの長い道のり・・・また発振 で、次のように記した。
我が家では、歪み率測定・・・WaveSpectraa 覚え書きに示したようにして、歪み率測定をしている。 測定には、サウンドカードの Juli@ xte を利用しているが、これにつないだで、歪み率測定をしようとしたら、1台でDCオフセットがとれない問題が再燃してしまった。 つないだ状態でオシロで確認したところ、50MHz 帯での微小発振が認められた。
DCオフセットがとれない問題が生じたのは、接続機器が MOTU M2 のときと、ESI Juli@xte のときだ。 ぺるけさんのトランス式DAC やSoulnote sd2.0 では問題が起きない。 よって、接続機器側の何らかの問題を探っておくべきだと考えた。 もちろん当方のアンプの欠点であることは言うまでもない。
すなおに問題が生じた接続機器をオシロで観測してみた。 高周波帯を調べるので、1チャンネルを測定対象に、2チャンネルはプローブをショートさせて、1チャンネルの測定対象の近くに置いた。
ESI Juli@xte の場合は、50MHz 帯のノイズが、最大で20mV p-p で認められる。 高周波帯だけあって、ショートしたプローブのほうにも結構なノイズが観測される。
MOTU M2 でも同様だ。こちらは、15MHz 程度で10mV p-p 程度である。
このようなノイズは、ぺるけさんのトランス式DAC や Soulnote sd2.0 ではもちろん認められない。
もちろん、この程度の高周波ノイズでオフセット電圧が狂うような柔なアンプでは困るが、Juli@xte は測定器として使用しているので、何らかの対策をとっておかねばと思う。 LCRフィルタだと思うが、バランスの場合はどうなるのだろう? アンバランスのをふたつ重ねるのだろうか。 調べてみよう。