6G-A4全段差動アンプ・・・完成?

ハイカットフィルター(56pF)を入れた後に、初段ソースにいれたコンデンサを取り去り、残留雑音が減るようにで調整してみたところ、左Ch 10pF、右Ch 82pF あたりで雑音は減らなくなった。

残留雑音は、左Ch 0.13~0.15mV、右Ch 0.28~0.30mV (フィルタなし)程度である。 このときの回路図を下記に示す。

(クリックで拡大)

歪み率特性は下記の通りで、以前に比べて0.001W程度の出力でやや上昇したが、0.1W付近では低くなったようだ。常用域の0.1W程度での歪み率は 0.1% を大幅に下回っており満足いくできあがりだ。

クロストーク特性はほぼ残留雑音程度で、50kHz を超えると出力が減少するため、数値上は悪化する。 ダンピングファクターは、ON/OFF法でほぼ8である。

さて、残留雑音に左右差があるのが残念。 どんな雑音なのかをWaveSpectra でチェックして対策を取ろうとしていたら、電源ON直後から雑音がでている。 出力管を抜いて、残留雑音を条件を変えて測定すると下記の通り。

要するに、電源トランスによる誘導ハムがあるようだ・・・ということは、シャーシから作り直さないとダメってこと?

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