6G-A4全段差動アンプ・・・一難去ってまた一難

さて、NFB抵抗とNFB補正コンデンサも決定したので、歪み率を測定してみた。

まずはトラブルがあった右チャンネルから。 1kHz の歪み率は、最低で 0.07% 程度で、6AQ5PP 全段差動 より若干悪いが、0.1% を切っているのでまずまずか。 ところが、10kHz をとったところ、最低でも2% 以上となってしまう。 どうしたことか。 なんと、NFBをかけないときより悪化している。 また、WaveSpectra の表示が数秒に1回、規則的に乱れる。 超低域発振(モーターボーディング)か? 左チャンネルも測定してみると、こちらはもっと悪い。 右チャンネルの現象に加えて、10kHz では出力を上げると発振してしまう。 ただし超低域発振はない。

左チャンネルでの 10kHz 入力での発信周波数はおよそ 20 MHz であった。 右チャンネルのように雑音増加にはつながらなかったが、同じ発振だろうと考えて、同じ対策を取ったところ、発振は解決。 ただし歪み率は悪いまま。

超低域発振は増幅部と電源を介する正帰還と情熱の真空管のサイトににもある。 対策は「初段が、出力段のB電源電圧の変動の影響を受けにくくする」とのことなので、本アンプの場合は、C電源が怪しい。 掲示板でも指摘されていた。 エミッタフォロワが不安定性の問題となる。 ぺるけ師匠の 6AH4GT 全段差動アンプでは、C電源はAC 5V を半波整流で 220 μF X 2, 200Ω のパイ型フィルタであったので、LEDを定電圧源としたシャント型に変更した。 結果は、著しいハムの増加。 両チャンネルとも残留雑音が 2 mV を超えた。 仕方がないので、6.3V + 5V のヒータ電源を利用して、2段フィルタにしたが、残留雑音は 1 mV 止まり。 やけのやんぱちで、7905 の3端子レギュレータにしたら、雑音はもとにもどった。 ここでちょっと音を聴いてみると、やけに寸詰まりで、LM380 の ICアンプのような音。 仕方がないので、もとの 2SA1015 のエミッタフォロワに戻した。 高域特性が良くなるように、おまじないで OS コンをおごることにした。 やけのやんぱち。 ぺるけ師匠にあきれかえられるに違いない。

閑話休題。 どっちにしても、C電源は超低域発振の原因ではない。 他の原因はと思って、いろいろウェブで調べてみたら、OPT配線と信号ラインが近接すると、超低域発振(モーターボーディング)の原因になると。 どれどれと調べてみたら、OPT → 6G-A4(プレート)の配線が、グリッドの放熱線の近くを走っていた。 6G-A4 はふたつのグリッド電極(1番と5番)をつないで放熱する必要があるが、この放熱のための配線である。 おもむろに離してみたら、超低域発振(モーターボーディング)と思われる現象は止まった。

to be continued…

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です