リモコン付きバランス型プリアンプと本機で単身赴任先の Victor SX-700 を鳴らしてみた。 先に書いたダイナミックかつワイドレンジな印象は変わらない。 現代的な音で、サブウーファなんかいらない低音域の雰囲気感がよくでている。
音質的には満足したのだが、電源OFF時に、ぶつんと音が出る。 自宅では気にならなかったのだが、Victor SX-700 では結構気になる。先行実践によれば、CasComp 段の電源が出力段より先に落ちると雑音が出るとのことだ。

よって、最初に試したのは、上図のC1(プラスマイナス両方)を2個並列にしてみたが、雑音は変わらず。 C2が大きすぎるのかもと考え、1000μF としてみるも、これまた変わらず。 出力段の定電流部分の電圧をみると、電源OFFからほどなく電流が全く流れなくなっている。 その一方で、CasComp 回路のオペアンプのほうの電圧が下がってきて、オペアンプが動作しなくなる電圧までさがったときに、ノイズがでることがわかった。
どうやら、このノイズを避けるためには、スピーカー端子を切り離すしか手がないようだ。 C-電源は5V強なので、手元にあった不良在庫の G6A-274P-5Vを活用して、スピーカーを切り離すこととした。 本アンプの出力は、4W/4Ω なので、電流としては 1A である。 G6A-274P-5V の定格範囲内である。 めでたしめでたし。
