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歪み率測定・・・WaveSpectra 覚え書き

歪み率測定は、WaveGene / WaveSpectra を利用している。 高機能なフリーソフトに感謝している。 高機能な分だけ、使いこなしが大切。

サウンドカードは、ESI Juli@Xte である。24-bit 192Khz ADC (114dB) / DAC (112dB) で、Balance / Unbalance 両方の I/O が使える。 音質的にもかなり良い。 ディスコンになってしまったのが残念でならない。

さて、本題の WaveGene / WaveSpectra 覚え書き。 説明書き を忠実に守ることから。

  • WaveGene / WaveSpectra を同じサウンドカードで動作させる
    ESI Juli@Xte の場合、WaveGene を Wasapi 、WaveSpectra を ASIO に設定する必要がある。 さもないと動作しない。
  • ESI JUli@Xte の ASIO入出力は 1+2 を指定する(3+4 はデジタル出力)
  • 窓関数は「なし(矩形)」
    FFTに最適化 をすれば、窓関数「なし(矩形)」がノイズ成分による誤差が少ない。
  • WaveGene の周波数は、必ずFFTに最適化を選ぶ
  • WaveGene / WaveSpectra ともに、サンプル数を指定する。
    100 Hz  – – –  16784
    1 kHz – – – – – 4096
    10 kHz – – – – 2048  or 4096
  • WaveGene / WaveSpectra ともに、-3dB 程度までで利用する
    Juli@Xte の入力は、2V 程度で飽和するので、アッテネータを利用しないと正しく測定できない。
  • 以上の注意書きを守った場合、ループバックによる測定限界は、100Hz で 0.0023%、1kHz で 0.0030%、10kHz で 0.0031%である。 アマチュア測定用としては十分すぎる。

測定器など・・・

電気工作の三種の神器といえば、ミリバル、オシロスコープ、低周波発振器と決まっていた。 学生時代にもらった、Trio CO1303D と AG-202 は 200MHz までということもあって、トランジスタ系は発振をみつけられなかった。

現在使用しているのは、次の通り。

  • ファンクションジェネレータ AFG-2025(Texio)
  • デジタルオシロスコープ DPO2002B(Tektronix)
  • デジタルマルチメータ GDM-8261A(GwInstek)
  • アナログ万能測定ツール Analog Discovery

Analog Discovery は、Arito さんが頒布してくださった FRAplus アダプター を利用して、周波数特性や位相を簡便に測定させてもらっている。 ありがたい限りだ。