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フルバランス・フルディスクリートアンプへの長い道のり・・・片チャンネル音出しまで

PRT-01 の修理が終わって、正式の電源で電源ON!

なんと、全く動作しない。 ラッシュカレント対策のリレーがONにならない。

あれっと思ったら、リレーに電圧がかかっていない。 そう。 終段のアイドリング電流を 0.5A/ch なので、1A 流れているので、ラッシュカレント対策の抵抗(5Ω)で 、2個の抵抗をあわせると10V の電圧降下が生じて、リレーが動作しなくなったわけだ。

ここまできて、5Ωの抵抗に1A の電流が流れるので、たった数秒とはいえ、5W のセメント抵抗に、5Wの電力を食わせる形になっているので、ここも問題。 そもそも 5Ω/5W としたのは、お気楽オーディオキット資料館の作例にあわせただけで、何も考えずに定数を決定したむくいがきたのだ。

出力電圧は±14V 程度であり、使用しているダイオードはSBRT20U100SLP を用いたブリッジダイオード で、最大電流は40Aなので、2Ω/5W (最大で 7A)に変更した。 また下図のように、電源部を再構成して、確実にリレーに電圧がかかるようになおした。

ここを修正して、やっと片チャンネルがとりあえず完成した。 あとは、同じものをつくればいいだけ・・・とほっとした。が、実はこの後がたいへんだったのだ。