Multi-Channel Audio のすすめ

Multi-Channel Audio といわれても何のことやらと思う方が多いと思います。 普通の CD はステレオ・・・すなわち、左右の2つの音源が録音されています。 Multi-Channel とは、それより多くの音源が含まれているわけです。 それってホームシアターじゃんと思った方はいい線いってます。 ホームシアターだと、Visual を含む Multi-Channel Audio ということになります。 実際、Herbert von Karajan の DVD をご覧になった方もいらっしゃるかと思います。

チャンネル数が多い分だけ臨場感あふれる再生が可能です。

左に示した DVD は Bruckner の 交響曲第8番、第9番と Te Deum です。 このDVDにはオーディオ部分として、PCM Stereo と DTS 5.1 が記録されています。 PCM Stereo は CD と同じく左右の 2 chですが、DTS 5.1 のほうでは前方の左右に加えて、前方のセンター、側方の左右、低音専用のサブウーファの音源が記録されています(下図)。

DVD / Blu-lay の場合は映像もついてきますが、音声のみの媒体もあります。 Multi-Channel SACD です。 冨田勲氏による「惑星」は 4.0ch です。 上図の FL, FR, SL, SR の音源が含まれています。 普通のステレオでは、音像が FL と FR の間に定位するわけですが、「惑星」では、それに加えて、FL と SL、SL と SR、FR と SR との間にも音像が定位します。 音が飛び跳ねるといっもいいでしょう。 このものすごさは、実際に聞いていただくしかないのですが・・・。

Berlin Philharmoniker / Digital Concert Hall を知っていますか? 自宅にいながら、Berlin Philharmoniker の演奏を聴くことができます。 これが、Dolby Atmos 7.1.4ch に対応しています。Multi-Channel Audio の装置で聴くと、信じられないほどの臨場感でコンサートを聴くことができます。 副作用として、演奏会に行く回数が激減してしまいました。 自宅にいながら、最高の席で Berlin Philharmoniker の演奏を聴けてしまうわけですから。

Multi-Channel Audio の最大の欠点はお金がかかることです。 スピーカーの本数が増えますし、それに対応するアンプも必要です。 比較的お金をかけずに楽しむには、サウンドバーを利用する手があります。 Dolby Atmos 対応のサウンドバーがおすすめです。 私自身も単身赴任先では、Polk Audio S3 を使って、Berlin Philharmoniker / Digital Concert Hall を聴いています。

我が家で Multi-Channel Audio を導入したきっかけになったのは、Robert Schumann 生誕200年の記念コンサートが DVD で発売されたことがきっかけです。 小さなTVの画面では満足できないでいたところ、当時としては低価格のプロジェクタが発売され、一気にいろいろそろえてしまいました。

当時は、5.1ch をそろえて満足していましたが、現在は、7.2.4ch と「よくやるよ」のレベルに達しています。 しかしながら、そのおかげで、Berlin Philharmoniker / Digital Concert Hall が素晴らしく再生できたり、Multi-Channel SACD を楽しんでいます。

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