QUAD 44 壊れる(その2) | (99/6/6 記) |
この文章は、QUAD 44 壊れる(その1)の続編です。
そちらを先にお読みください。
修理前の電源部
まずは部品集めから。 電源部のコンデンサは、25 V 1,000μF のチューブラ型であった。 上の写真のようになっているが、写真上部で、基盤上に立っている端子は、各種の入力基盤につながる部分である。 チューブラ型コンデンサを入手できなかったので、場所を勘案して、セラファインを選んだ。 定数は変更していない。 下の写真が交換後だが、基盤上の端子をみてお分かりいただけるように、ぎりぎりの大きさになっている。
修理後(?)の電源部
基盤の端子上には、入力ユニットが差し込まれる。
ぎりぎりの大きさであることがわかる。
修理前の入力ユニットの電解コンデンサ部
アンプ基盤上の電解コンデンサは、電源のパスコンだと思っていたが、これらは、入出力信号系のカップリングに使用されていた。 多くの自作マニアが、信号系にダイレクトに電解コンデンサがはいることを忌み嫌う。 よく考えてみればわかるように、入力信号の帰路となるデカップリング等に電解コンデンサを使用すれば、同じことだ。 メーカー製の製品にはよくあることだ。 ここで、電解コンデンサが選ばれたのは、おそらく小さいわりに容量が大きいことが理由であろう。 使用されていた電解コンデンサは、6.3 V 100μF の小型のものだ。 コンデンサの大きさの点から、代替えできるコンデンサとしては、ブラックゲートの超小型タイプ以外を選択することは困難だ。 下の写真を見ていただいてわかるように、ぎりぎりの大きさだ。
修理後(?)の入力ユニットの電解コンデンサ部
超小型のブラックゲートのほうが、やや大きい。
さて、電解コンデンサの交換で修理完了!!! ならうれしいのだが、実は直らなかったりする。 がっかりして、あせる n'Guin に明日はあるのか。
(to be continued...)