私のおすすめの曲 (98/7/9)
 

伊藤さんからいただいたお手紙です。

1. バラの巡礼

非常に美しい合唱曲。合唱が素朴で美しいだけでなく、ストーリーも美しい。良い意 味でシューマン臭さの少ない曲なので、シューマン嫌いでも楽しめると思います。特 に最初のCDとなったピアノ伴奏版(フーバー/シュトゥットガルト南放送合唱団)の 演奏のアットホームな飾り気のない素晴らしさと、録音の良さ(小さなホールで歌っ ている一人一人の配置が手にとるように判る音場の良さ)は、この曲の魅力を最大限 に引き出している。管弦楽版のCDもあるけど、断然このピアノ伴奏版がお勧め。

疲れていて、安らぎたいときに自然と手が伸びるCDです。

2. アンダンテと変奏OP46(ピアノx2、チェロx2、ホルン)

これもシューマン臭さの少ない曲。技巧を求めないピアノの音、チェロとホルンのの んびりとした音色を聞いていると、「のほほん」とした気分になり、心落ち着きます 。ピアノ連弾版もあるけど、チェロとホルンを加えた演奏の方がこの曲の魅力を引き 出していると思います。

....などと書いていると「お前は本当にシューマンファンか?」と思えてきますね( 笑)。わざわざシューマン臭くない曲を探し出して愛聴している!

でも、自分が好きで、他人にも薦めることが出来て、それでいて「トロイメライ」と か「クライスレリアーナ」とか誰でも知っている曲は外すとなると、上記2曲ですね 。それ以外にはミサ・サクラをミサ曲ファンに是非聴いて欲しいと思います。

これ以外には、普通の人には薦められませんが、「根っからのシューマンファンなら 是非聴いて欲しい組み合わせ(他の作曲家も含む)」というのがあります。こちらは 又後日。

伊藤さんへのメールはこちらに。

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