私にとっては、最愛・最高の女声歌手。　 1997 年春のさよならコンサートを最後に、第一線を引退しています。

始めて聞いたときには、本当に耳を洗われる気がしました。　透明な澄んだ声でありながら、平板になることなく、チャーミングで愛らしい声に圧倒されました。　聞いているだけで、幸せになれる声と言っても過言ではありません。　シューベルトやシューマンの歌曲にぴったりの声だと思います。　大学生だった当時、私の自慢の金田式 DC アンプを引退に追いやった（Audio な日々・真空管な日々 その２）、張本人でもあります。

コンサートでも LP/CD の録音でもシューベルトの歌曲が多い（シューマンファンの私には、若干残念です）のですが、非常に素晴らしい出来栄えです。　さよならコンサートも全て Schubert でした。　（でも、アンコールで Schumann も歌ってくれた。）

特に選りすぐった、おすすめの曲は、シューマンなら、「献呈」、「くるみの木」、「女の愛と生涯」。　シューベルトなら「アヴェ・マリア」「音楽に寄せて」「夕映えに」といった曲だと思います。　とはいえ、Ameling なら、どの LP/CD でもいい音楽が聴けること、まちがいありません。

彼女の声の美しさを知りたいなら、初期作品集（The Early Recording Vol. 1 - 4： カタログデータは、BMG Classics にあります。）が良いかもしれません。　最盛期の演奏を知る者にとっては、若干深みに欠けるきらいがあることと、録音の古さという難点はありますが、それらを超えて、声自体はきれいです。

関連リンク集

関連リンクを、アメリンクとして、リンクページにまとめてありますので、ご利用ください。

Disography

インターネット上のカタログなどから、集めてみました。　これで全部ではないでしょう。 廃盤も入っているかもしれませんし、重複もあるかもしれません。

Early recordings の中に、Schumann Myrten (op. 25) Lieder (op. 79) などが含まれています。

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