ROBERT SCHUMANN 入門 (98/2/23 記)
 

「シューマンを聴いてみたいけど・・・ ちょっとなぁ!」

シューマンは、とっつきやすい音楽とは、いえない部分もあります。  聴き始めたのはいいけれど、良さを知る前に、嫌いになってしまうかもしれません。 そこで、シューマンの世界へと抵抗なくはいっていく道しるべを、私なりに考えてみました。

シューマンが大好きなあなたに・・・

「シューマン入門」について、あなたのおすすめを教えてください。 ぜひ、メールをください。 よろしければ、あなたのおすすめを読者の声のページに掲載させてください。 ぜひ、お願いします。

 

STEP 1:このホームページのテーマソング MIDI を聴く。
あなたのパソコンは、MIDI の再生ができますか? (できないときは、ソフトウェアシンセサイザのページにどうぞ。) 左のフレームから、『 BGM はいかが?』 のボタンを押すと、Liebeslied をお聴きになっているかと思います。
ちゃんとピアノの音がしてますか? (していないときは、ソフトウェアシンセサイザのページにどうぞ。) まずは、この曲を聴きましょう。 左のフレームから、MIDI files を選択すると、子供の情景(op. 15)全曲をダウンロードできます。 後でゆっくり聴いてみてください。
 

STEP 2:は、あなたのお好みのジャンルでどうぞ。
ピアノ編 STEP 2:「クライスレリアーナ」を聴く。

ここは、館野 泉(たてのいずみ)さんの演奏を聴きましょう。 ベストの演奏のひとつだと思います。 音の流れといい、響かせかたといい、とにかく文句のつけようがありません。 しいて文句を言えば、なぜもっと早く録音して、世に出さなかったのか? ということぐらいでしょうか。(邪推をすれば、某フィンランドのメーカーが、フィンランドの作曲家の演奏以外を録音させたくなかったから?) 楽譜を見ながら聴けば、この演奏の素晴らしさが一層よく分かることと思います。

交響曲編 STEP 2:「ライン」を聴く。

交響曲第3番です。 サバリッシュ指揮ドレスデン国立管弦楽団の演奏を聴きましょう。ご存じのように、ラインというのは、河川の名前です。 シューマンが晩年を過ごしたデュッセルドルフは、ライン川の中流域にあたりますが、ここでさえ、川幅はゆうに 300 メートルはあります。 季節を問わず悠々と流れ行くラインの姿(第一楽章)とその回りで繰り広げられる季節ごとの変化や人々の暮らしのさまを、この交響曲は唄っているように思えてきます。 冬になると、朝は8時過ぎまで暗く、夕方は4時になるととっぷりと日が暮れます。 晴れることのない曇り空の元での生活(第二〜四楽章)が延々と続きます。 しかし、5月がくると、春と夏が一緒に来たかのような華やかな宴(第五楽章)がやってきます。 いろいろな演奏がありますが、私は第一にサバリッシュを推します。 次いで、クレンペラーでしょうか。 他にもよい演奏はありますが、それはいずれ書きたいと思います。

歌曲編 STEP 2:「ミルテの花」あるいは「女の愛と生涯」を聴く。

ミルテの花」あるいは「女の愛と生涯」を CD を買いに行って聴いてみましょう。 いろいろな CD が出ていると思います。 あなたのご贔屓の方の演奏を買ってください。 私自身はアメリンクに完全に魂を奪い取られているので、他の演奏の正当な判断ができていないと思うので、どなたか良い演奏を教えてください。

 

STEP 3:自分が選択しなかった STEP 2 の曲を聴く。
自分の好み以外のジャンルへの挑戦も大切ですよ。 でも、ここまで来れば、もうあなたも立派なシューマネアです。 いろいろと試してみてください。 そして、あなたのシューマン像を作り上げてください。

 

みなさまのご意見・おすすめなどございましたら、
n'Guin までメールをください。 お待ちしております。

このページのトップに戻る
R. SCHUMANN おすすめの曲 の一覧に戻る