【 MC ヘッドアンプに挑戦 】 への脚注 | (98/3/31 記) |
現在、海外研究留学中のため、手元に実機がありません。 記憶をたよりに書いていますので、詳細が一部不明ですが、ご了承ください。
1石型 MC ヘッドアンプ 回路図
肝心かなめの FET 部分をカートリッジ内に組み込んでしまうヘッドアンプです。 入力アースをすることで、誘導ノイズを拾ってしまうので、ノイズレベルの測定ができませんでしたが、聴感上の S/N は良好でした。 ただ、取り扱いが非常にデリケートです。
C1 が 0.22 μと小容量なのは、MM の入力抵抗との 間で、15 Hz の Low cut filter を形成させるため。 ゲインは、左右とも 25.4 dB で左右差は±0.1 dB以内。 残留雑音は、入力換算で -125 dB 程度で、常用カートリッジとの ノイズマージンは、55 dB とれた。 周波数特性は、20 Hz - 100 kHz で 0 〜 - 0.5 dB 程度であった。
1.5 mA になるように調整 |
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電源部はアンプと同じ筐体に組み込んである。 図中の # ポイントから、他チャンネル分を引き出している。 すなわち、定電圧部は、左右別になっている。